関西学院大学建築学部で歴史と理論を担当しています。
歴史研究としては主に20世紀の日本および東アジアを対象に都市史・建築史の研究をしています。特に災害時の都市空間の破壊と再生をテーマとし、単著『戦後東京と闇市 新宿・池袋・渋谷の形成過程と都市組織』では2020年日本建築学会著作賞を、三陸沿岸集落の形成と津波の関係を明らかにした共著『津波のあいだ、生きられた村』では2021年日本建築学会著作賞を受賞しています。建築史としては日本を中心に朝鮮半島、台湾でも広く設計活動を行なった建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの研究に取り組んでいます。
こうした歴史研究だけでなく、新しい建築・都市のデザインの動きにも注目し、共著『シェア空間の設計手法』や共著『PUBLIC PRODUCE 「公共的空間」をつくる7つの事例』などの書籍を上梓しています。他方で社会に実践的に関わるデザインの仕事もしてきました。
1986年岐阜市生まれ。2009年明治大学理工学部建築学科卒、2011年同大学大学院博士前期課程修了、2014年同大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。明治大学理工学部助教、東京理科大学工学部助教などを経て2021年から現職。2025年6月から中央研究院臺灣史研究所訪問學人(台湾)。
主な受賞 ー 2015年日本建築学会奨励賞、2016年住総研博士論文賞、2018年山田一宇賞(前田記念工学振興財団)、2020年日本建築学会著作賞、2021年日本建築学会著作賞。
詳しい経歴と業績は [ researchmap ]をご覧ください。
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